勝利至上主義の弊害
スポーツの育成年代において、よく言われるようになってきた勝利至上主義の弊害。
大人が子どもの試合の勝敗にこだわることは間違っているだろうな、と考えられるようになってきました。
それでも、まだまだ「勝つこと」を大人が最優先している状況もあります。
先日、長男の試合では、「これでは勝てない」と監督に言ってきた親もいたそうです。
勝利至上主義にどのような弊害があるのか、考えてみました。
・運動能力や技術の高い子以外は試合にほとんど出してもらえない。
・スポーツの楽しさを、試合に出られたかどうか、勝ったか負けたかで判断してしまう。
・試合に負けることで、自信を失う。スポーツをやることに意味がないと感じてしまう。
・負けると怒られるので、監督、コーチの指示に従うばかり。自分では考えない。
・勝つために過度のトレーニングをし、怪我を増やしてしまう。
スポーツは子どもにとって、楽しい遊びであるということが忘れられてしまっているのですね。
スポーツをしている子どもに関わる大人たちは、「子どもが楽しんでいるか」ということを常に考えるようにしてほしいと思います。
子どもが楽しんでいなかったら、そのやり方は間違っています。やり方を変えていきましょう。
また、育成年代に大事なのは、そのスポーツを始めた子全てが、大人になってからもスポーツを大好きでいられるようにしてあげることでしょう。
サッカーを始めた子は、ずーっとサッカーを好きでいてほしい。その方が人生豊かでしょ?