うみかぜ文庫

子どものこと。本のこと。サッカーのこと。

子どもの目がキラリと。

先日ブログに取り上げたエディー・ジョーンズさんの「強くなりたいきみへ!」。

子どもより先にに、私が読んでいます。

 

途中まで読んだところで長男ロイに話しました。

 

「あの、ラグビー南アフリカに勝った試合、覚えてる?」

ロイも夢中になった2015年W杯の試合、時間がたっても良く覚えていました。

 

「最後の逆転のトライ、監督の指示はペナルティゴールだったんだよ。選手がプレーを継続することを選んで、指示には従わなかったって。監督、この判断に怒りが爆発したって。」

 

こう話した瞬間、ロイはとても嬉しそうな表情をし、目がキラキラと輝きました。

 

選手たちが自ら考え、選択したプレーで劇的な勝利を収めたこと。

これは、エディ―・ジョーンズという素晴らしい監督の采配で勝利したと聞くより、ワクワクしたのではないでしょうか。

 

この一つのエピソードだけでも、子どもは色々なことを考えるでしょう。

「キャプテンのリーチ・マイケルすごい!」

「選手たちの団結力、半端ない!」

「自分も凄いこと、できるかな?」

そんなことを考えているかもしれません。

(本人には聞いていませんよ。表情だけで充分です。)

 

「強くなりたいきみへ!」

子どもが、自分で考えて、自分を強くしていく。そのきっかけになってくれそうな本です。

夏休みの読書感想文にもおすすめですよ。